「責任あるリユース・リサイクル」に関する思いと取り組み

アンカーネットワークサービスは古物商から中間処理へ業務領域を拡大し、プロセスの透明性と管理強化に目を向けはじめたころ、電気製品のリユース・リサイクルのプロセスを包括的に監査・認定するR2と出会い、社内全領域の施設・プロセスでR2に取り組むことになりました。

 

R2(Responsible Recycling)規格とは

R2は、Responsible Recycling=責任あるリサイクルの略称で、米国環境保護庁(EPA)の指導の下で開発され、米国の非営利団体SERI(Sustinable Electronics Recycling International)により運営・管理されている、電気・電子機器を取り扱うリサイクル関連事業者の評価のためのガイドラインです。
安全で持続可能な電子機器の再利用とリサイクルのためのグローバルスタンダードを設定することを目的としており、電子機器のライフサイクルの使用部分全体にわたって、責任あるリユースとリサイクルの慣行をスコープとし、環境、労働者、コミュニティの健康と安全を保護し、持続可能な循環経済への動きにプラスの影響を与え、すべての人々の生活を豊かにするためのビジネスを評価および監視します。
米国を中心に海外では広く活用されており、特に米国においては、多くの自治体・企業において、R2認定がIT機器資産処分の取引先選定時基準のひとつとなっています。

R2は、引取以降、最終処分および再販売に至るまで、すべての領域を対象に、リユースを優先した考え方を前提に、処理・処分プロセス、データ消去、テスト・修理、資源管理、施設、運送、従業員、および管理システムといった項目について、適切さと透明性を担保しているかを確認します。
R2は、2013年以降より広い範囲のステークホルダーとともに見直され、現在、最新版がR2v3として提供されています。

R2については、こちらをご覧ください
SERIホームページ

 

アンカーの取り組み

アンカーは、2016年に日系企業として初めてR2の認定を受けました。

日系企業初のR2認証取得!アンカーネットワークサービスに登録証を授与
ペリージョンソン ホールディング 株式会社

アンカーは、業務およびプロセスの適正さ・透明性の拡大のため、今後もR2認定を継続する計画です。

R2v3 CERTIFIEDロゴはSERIの登録証明マークです。不正使用は固く禁じられています。
 https://sustainableelectronics.org

業務プロセスと「R2」の適応範囲

お客様からのお引き取り以降、社内のすべてのプロセス・施設に加え、当社からさらにリユース品の販売を依頼する企業、社内リサイクル工程後の資源処理依頼先、さらにその販売先に至るまで、すべてR2の監査範囲になります。
R2の適用により、お客様からお引き取りした機器は、必ずその規格に基づいて適正処理されております。

特に注目すべきなのは下記の2点です。

より安心な情報セキュリティ

「R2」の認証を受けたプロセスと客観的評価方法により、使用済みのIT資産の回収からデータ消去までの安全性と妥当性が確保されております。

環境保護への貢献の証明

使用済みIT資産がどのようなプロセスでリユース・リサイクルされたか、特に特定原材料がリサイクルの最終工程までどのように処理されたか、適正処理のトレーサビリティとそのエビデンス(証拠)が確保されています。

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