「万人万物共存共生」
現世も来世も、モノが輝ける仕組みを目指して

世の中の役に立つために生まれてきたモノの命を最後まで見届け、次のステージでも活躍できるようなサイクルを作ることが私たちの使命です。
地球に存在する人とモノとのベストマッチングこそが、私たちの目指す未来です。

CEOメッセージ

 

万人万物共存共生
〜人もそれぞれのステージで生きる、活かす、輝く

当社は、創業以来「万人万物共存共生」を理念に掲げ、社会循環品である物の命を、その与えられた役割を最後まで全うできるよう永らえさせることを目指してきました。 何かの役に立つために、母なる地球から作られた物を、おなじ命の尊厳をもって守っていくこと、社会循環品として役立てていくことは人としての責務であり、それが私達の存在価値であると考えています。
一つのステージで役目を終えた物を、必要としている別のお客様のもとへ。次のステージでも物が役立ち、輝くように。このチャンスメイクとマッチングが私達の使命です。

ワンストップソリューション
〜お客様に安全と安心を提供する

私達は、機器の買取り、販売のほか、撤去・引取サービス、データ消去サービス、進捗管理サービスなどを始めとする的確な物件処理と、リユース・リサイクルによるCO2削減という環境貢献をお客様にお約束しています。
また、リユース・リサイクルはもとより、産業廃棄物処理業(収集運搬・中間処理)の許可取得により、廃棄物処理も適正に行う、安心のワンストップソリューションを提供しています。
一方、当社からパソコンをお買い上げいただくお客様には、マイクロソフト社のMARプログラムによる再生パソコン用正規WindowsOSのインストールを始め、サポートサービス、コンシェルジュサービスをご提供し、安心して商品をお使いいただける環境を整えています。

世界一適正に処理できる会社に
〜共存共生の社会から、共感共創の社会を目指して

「セカンド・マーケットのある全ての物に資源資産管理番号をつけて、誕生から最後の無害化処理まで、適切に一元管理したい」これが私の夢です。
物のバトンを渡す、受け取る、双方のお客様に、常に安心していただけるサービスを提供すべく、セキュリティ、セーフティ、ホスピタリティ、社会貢献、コンプライアンスなどをキーワードに、業務に取り組んで参ります。
そして、万人万物共存共生の社会から共感共創の社会への道を、過去に感謝し、今を信頼し、未来に希望を持ち、歩み続けていきます。

 

アンカーのあゆみ

はじまりは夢の島で見た光景でした

1970年代、私は松下電器産業の関連会社で、製品の設置や撤去に携わっていました。仕事の一環で訪れた夢の島での光景。それは大量消費・大量廃棄の時勢を映したようでした。ほんの数時間前までそれぞれのフィールドで活躍していたモノが、廃棄された途端に輝きを失って立ち尽くす。自社製品に誇りをもち、丹精を込めて製品を生み出す職人たちの姿とのギャップに違和感を覚えるようになりました。まだ使えるモノを廃棄することへの罪悪感と疑問を抱き退職。かねてから興味があったリサイクル業界での経験を積んだ後、1993年に有限会社アンカーネットワークサービスを設立しました。


“業界の常識”に風穴を。コンプライアンス時代のパイオニアに

安く仕入れて高く売る。ほんの十数年前までのリサイクル業界では、これが公然たる事実でした。その陰で製品のすり替えや不法投棄も横行していました。ひどい有様を目の当たりにして、松下電器産業時代に学んだ「取引の透明性」を実現することがいかに難しく、いかに大切かを思い知ることとなりました。
「コンプライアンスを制する者がリサイクル業界を制する。利益追求のみのスタイルではなく、社会に申し開きできるような仕事がしたい」
そんな思いで1999年にISO024を取得。その後も品質マネジメント関連のISO取得やMARプログラム参加などでセキュリティーを強化。お金や時間を掛けて取得して何になるんだ、との同業者の声もあり悔しい思いをしましたが、信念が揺らぐことはありませんでした。2016年、厳しい条件をクリアして世界基準である「R2」認証を取得。日本企業では初めてのことでした。
また、引取品に流通状況が把握できる管理番号を付けたり、具体的な数値を記したCO2削減レポートを提出したりと、引き取ったモノがワンストップで動く仕組みを確立しています。
安心を目に見える形で示すことで、情報セキュリティーや環境保護への貢献を重んじる企業からの信頼を集めることができ、取引企業数はどんどん増加。長年思い描いていたコンプライアンス時代が到来し、信念を貫いてよかったと感じています。


取引先の信頼を得るために、些細だけれど大切なこと

搬出時は廃棄するものでも丁寧に養生する。
なるべく少人数・短時間で搬出できるよう道具を工夫する。
撤去後に機材が置いてあった場所を掃除する。
なんでも、少量でも、重いものでも断らない。
当たり前だけれど見落としがちな小さな気遣いの積み重ねで今日までやってきました。実直で丁寧な仕事を心掛け、それを評価してくださった企業に新たなお客様をご紹介いただくことも多いので、人との縁の大切さを感じざるを得ません。
信頼度を高めることは、社員に対しても同じ。私は社員が書いた日報を毎日チェックし、時にはコメントを送ります。社員全員が自社の方針や取り組みをしっかり理解し、自ら考えて仕事に臨んでくれることは、会社にとって大きな財産。社員のみなさんにはいつも感謝しています。


同じ地球市民として未来につながる取り組みを

設立当初から障がい者就労事業に協力しています。私自身、5歳頃まで言葉が出づらかった経験があるので、障がい者が言葉にできない思いをもっていることは分かります。
ある時、当社で働く障がい者が作業手順を記した工程表を持ち帰ってしまったことがあって。それはきっと、自社の取り組みを誇りに思い、自分がそれに参加している喜びを家族に伝えたかったからだと思います。
また、日本国内に未だ存在する貧富の差は大きな問題であると考えています。貧困のために新品の本は買えなくても、中古品なら安く手に入れることができます。ある人にとっては不要なモノでも、どこかに必要としている人もいます。
障がい者も健常者も、新品も中古品も、生き生きと活躍する姿は美しいものです。それぞれが輝けるフィールドがきっとあるはず。同じ時代を生きる者として、価値を見出し、適切な活躍の場を用意することを常に考えています。
私たちの取り組みによってさまざまな差が少しでも縮まり、100年後、子どもたちが安心して暮らせる世の中になっていることを願います。作る責任・使う責任・捨てる責任を全うし、「万人万物共存共生」の社会から「共感共創」の社会へ。過去に感謝し、今を信じ、未来に希望を持ちながら、これからも歩み続けてまいります。

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