日本国土開発株式会社様
投稿日:2023年05月26日
日本国土開発株式会社様は、インフラ構築や災害対策工事、既存の建物の価値向上など、ゼネコンとして培った経験と技術を生かした多彩なソリューションを提供している会社です。
再生可能なエネルギーの導入支援をはじめとするSDGs達成への取り組みや、キャンプ場を活用したワーケーションの推進など、土木・建築の枠にとらわれない挑戦を続けています。
アンカーには、2022年より情報資産管理に関する以下の業務プロセスをお任せいただいています。
情報資産管理プロセス
外部へのアウトソーシングのきっかけや運用後の状況について、日本国土開発株式会社管理本部の藤岡隆様にお話をお伺いしました。
LCMサービス導入の背景
本業に専念できる環境を
当社を含めて土木・建築業界は人材不足が深刻化しています。解決策のひとつとして、ITセクションが本来の仕事であるIT企画設計に専念できるよう、機器管理業務のアウトソーシングを検討することに。具体的には、既存の情報資産管理プロセスの中の設置・導入、運用・保守、廃棄を外部委託することにしました。
使いこなせなければ意味がない
IT環境を整備しても、実際に使うのは人間。従業員が利便性を実感し、スムーズに業務を進められるツールであることが重要だと考えています。ヘルプデスクがワンストップであったり、スマホやタブレットなど馴染みの端末で利用できたり。シニア社員やIT初心者も、抵抗感なく直感的に操作でき、便利だと感じられるサービスを探していました。
加えて、積極的に質問や意見を言える場を提供できればと思っていました。
導入の決め手になった点
探していたのは共に歩む”パートナー”
委託業者を選定する際に重視したことは、当社方針の理解とそれらに対応できる柔軟性です。
情報資産管理の仕組みを整備するに当たり、手順を見直したところ、精度が低い業務プロセスがあったことに気付きました。他にも非効率な手順や手順の抜け漏れがないかを一緒に確認し、ゼロベースで整備し直してくれるパートナーを探していました。
自社のLCMシステムをそのまま売ろうとする業者が多い中、アンカーは当社の環境や方針に沿って、柔軟に対応する姿勢を見せてくれたことが決め手となりました。
的確な状況判断とスピーディーな対応
既存の運用にとらわれず、どんどん改善提案してほしいと考えていたので、あえて引継ぎを行わないことにしました。アンカーも要望に合わせて新規構築するのは初めての試みだったとのこと。既存のシステムや自社製品を使った管理をしてきただけに、見直しをお願いする箇所も少なくありませんでした。
しかし、見直しする際に構築したものを部分的に壊して直すのではなく、ゼロベースから作り直すという機転を利かせた対応には驚かされました。スピーディーな作業で見直し納期を守ってくれたのはアンカーだけだったんですよ。
「リサイクルのアンカー」ならではのサーキュラーエコノミー
アンカーの中古PCは、マイクロソフトの正式な許可を得てインストールした正規OS搭載しています。安全な中古PCが随時導入できることは、機器の一括入れ替えをしない当社の方針にぴったりでした。
不要になったPCを買い取ってくれるのも、他業者にはない魅力です。
設置・導入から廃棄に至るまでの業務プロセスを一社一貫で行えるのは、リサイクルを主業とするアンカーだからこそできること。セキュアにおいてもSDGsの観点でも、不安なく任せることができました。
導入後の状況と今後について
認識違いがなくなったことで良好な関係に
トライアル開始当初は、指示待ちの姿勢が少々感じられました。今まで手順書に沿った作業に慣れていたのですから、仕方ないことだと思います。一緒に考えてほしい、新しいことに挑戦したいという意図を改めて伝えたことで、同じ方向を向いて進めるようになりました。共通の認識をもてるようになったことで、お願したことだけでなく、先回りして考えてくれるようになりました。
ワンストップでヘルプデスクは良いことだらけ
当社のヘルプデスクサービス(以下、ヘルプデスクの全体像)を担っていただいてとても助かっています。今までITセクション担当者が他部署の従業員からが直接受けていた質問をヘルプデスクに任せることで、問い合わせが9割減ったという担当者も!目標としていた本来の企画業務に専念する時間を捻出することに成功しました。
機器障害や操作など、あらゆる問い合わせを一括で受け付けてくれるので、誰に相談するか迷うことなく積極的に質問してくることが増えたということも嬉しい効果でした。
同時に、問い合わせがヘルプデスクに集約されることで、問い合わせ件数や内容が可視化され、改善対策講じて問題の根本的な解決につながった例も増えているので良かったと思っています。
これからも共に歩むパートナーとして
アンカーには、今後も、情報資産管理に関する効率化につながるあらゆる提案をしてほしいと思っています。
例えば、チャットボットの充実やPCの更新提案、手順書の作成、SDGsに関する意見など、当社の実態を把握して、コストを削減できるような提案があることを期待しています。
アンカーは私たちにとって信頼できるパートナー。これからもコミュニケーションを重ね、共により良い環境の整備を進めていきたいと考えています。
日本国土開発株式会社様のプロフィール
社名 | 日本国土開発株式会社(JDC CORPORATION) |
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所在地 | 〒105-8467 東京都港区虎ノ門4-3-13 ヒューリック神谷町ビル5階 |
設立 | 昭和26年(1951年)4月10日 |
事業内容 | 災害対策や大規模な造成工事などを得意とする土木事業、超高層建築などに強みを持つ建築事業、エネルギーや不動産といった独自のビジネスを行う関連事業の3分野で事業を展開。 |
URL | https://www.n-kokudo.co.jp/ |
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